大森元貴に魅せられて

Mrs. GREEN APPLE 大森元貴くんに魅せられ、腰が砕け、脳が溶けそうになっている、新参者JAM'Sのこころの内。 │ '97

リアコであるということ。

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大森元貴は生きている。

架空じゃない。AIでもない。

東京都出身の、27歳の男性。職業音楽家

 

当たり前のようにこの国で呼吸をし、朝日の差し込む部屋でシリアルを食べ、シャワーを浴びながら空想する時間がない日は急いで髪を乾かし、靴紐をきつく結び、指を紙で切ったらきっと絆創膏をする。

終わらない夏のうだる暑さも、瞬きする度きらめく冬の気配も、貴方の肌は知っている。

行き交う人の正気の無さも、高級ホテルの密やな香りも、信じることの尊さも、きっと知っている。

 

ふいに底のない孤独に呑まれ、また浮かぶ音符。

情緒が材料。火加減も食すのも後始末も、最初は全部自分で。絶やしたいのに絶やさない感情。時に化学に頼り、ゲームをして忘れたり。

 

深い夜、瞳の中にひとりだけを映して愛でる。

この世界に2人しかいないみたいに、潤って、狂って、満たして。

身を削って紡いた音符も、心の臓まで鳴り止まない歓声、熱い視線も、全部なかったみたいに。忘れて、わすれて。自分が何者でも無くなる位に。

心も脳もないから、痛みもない。思考しなくていい。思考がない時間。時間がない空間。

貴方にも、そんな時があると思ってる。私にあったくらいなのだから。

 

私は貴方のA面しか見ることができない。

様々なものに彩られ、パッケージされた大森元貴にしか触れることができない。

もし最前列で目が合って指先が触れても、貴方がわたしの名前を呼ぶことはない。

「みんなの顔がよく見えてるよ」と貴方は笑う。

私はペンライトの星の海に浮かぶ一人として、ここだよ、と力いっぱいに手を振る。

貴方の香りも知らぬまま。

 

貴方は沢山のインタビューで、内側のようなものを語る。

生活における自分の短所は「とにかくめんどくさがり屋でだらしない」と語る。

私が知るのはストイックで拘りの強い、徹底された音楽への向き合い。

『どういう女性に惹かれますか?』

「男女問わずマメな人、素敵だなぁと思う」

友人が誕生日になった瞬間にお祝いの連絡を入れる貴方もマメだけど、「ねえごはん作って」なんて猫撫で声を出す日もあるのかな。

 

ポストやスレッズで見せる、捉え方によっては恋人のような距離感のブランディング

情報は追いきれないほどある。最近はフルーツサンドにハマっていて、自分でよく作るのはトマトクリームパスタ。そんなことはどうでもいいんだよ。どうだっていい。

 

私が知りたいのは、今日食べたい物とか、抱きしめた時の体温とか、今感じていること。

商品としての大森元貴ではなくて、人として貴方に触れたい。ごめん、こわい。

けれども共に感じて、共に学び成長したい。無性にそう思う時がある。

「このアイシャドウ発色いいね」とか、「このケーキ甘すぎなくて美味しいね」そう女子高生みたいな会話をしたい。

 

一度でいい。一度でいいから名前を呼んでほしい。その瞳に私を映してほしい。

もし会えたなら、サインもハグもいらない。名前を呼んで欲しいんだ。私が終わるまで、私は何度も何度もあなたの名を呼ぶから。

 

会いたいなら、貴方を日常にしたいのなら、私がそこまで行くしかない。難関な道のりだけれど。怠惰な私は、その努力すらもせずにベッドの上で恋をしている。

 

知っているようで、とすら思わないほど、大森元貴のことを何も知らない。

貴方のとんでもなくどうしようもない面を、嫌いになることすらできない。

手を取り合って、同じ時を飲み込んで。

くだらない事で小競り合い、一人の人として貴方を愛すことはできない。

 

それでもあなたを愛していたい。

あなたの生き方を最後まで見ていたいと願う心が、わたしの生きる活力になる。

あなたの紡ぐ言葉とメロディーと、これから先を歩んでいきたい。

わたし一人の存在が声援のひとつになり、あなたが表現したい事を表現できて、全てではなかったとしても、どこか満たされて。心の底から幸せを感じる瞬間が人生において1秒でも長くあるなら、これ以上の喜びはない。

 

知らないけど、知ってるよ。

あなたが魂削って生み出してきた音たちを。

 

もし活動がしんどくなくて、いつまでも続けてくれていたなら、地元の小さなホールで歌って。

私はおばさんだけど、元貴もおじさまになってるからノープロブレムだね。

高い声が出なくても、nornの歌詞を忘れちゃっても、縦眉毛が出来なくなっても、会いたいよ。

たぶん生まれ変わっても忘れないよ。忘れたくないよ。愛してるんだよ。

だからいつかは忘れられちゃうなんて思わないで。歌わないで。悲しいから。

 

元貴が羽ばたく限り、同じ景色を見ていたい。

時には羽を休めても、深海に潜っても、熟れて色が変わっても。

ずっとずっとあなたを見ていたいけれど、いつ辞めてもいい。あなたの心と体が壊れるくらいなら歌わなくていい。

 

どうか、どうか幸せでいてほしい。

 

 

リアコであるということ。

 

あなたの幸せしか、願えなくなること。

それが、わたしの幸せになること。

 

 

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#大森元貴

 

画面越しとの圧倒的な違い。初めての生ミセス。Coke STUDIO SUPERPOP JAPAN 2023

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10月8日、初めてミセスのライブに参加しました。

 

アリーナAブロック5列目の強運。

果てしなく『ライブに行くこと』に価値を見出せなかった私の人生が、一変した日でした。

 

歌唱は全6曲。

1.私は最強
2.インフェルノ
3.ダンスホール
4.Blizzard
5.Loneliness
6.Magic

 

『今』のミセスを余す事なく知ってもらえる、名刺のようなセットリスト。

ワールドワイドな雰囲気漂う本イベントにぴったりの『私は最強』に始まり、ミセス知らないけど聴いたことある!という人が多い『インフェルノ』でぐっと掴んで。

言わずもがな最高のセトリでした。

 

しかし、ミセスに心鷲掴みにされている私は、これらの曲を耳にタコどころかイカが出来るほど聴いてきたわけです。

家でミセスでは音は自分好みのイヤホンで、映像は選び抜かれた、プロの光角度で捉えた表情をドアップで。何度も何度も堪能できる。

 

過去、期待十分に挑んだ別アーティストの人生初ライブは、鼓膜を破く会(?)に参加したのかと疑うほどの爆音で、歌詞は聴き取れず、本人はおろかスクリーンすら見えず。

地方からの遠征、お金を払って引き換えに破れかけた鼓膜と心。

 

そんな、ライブに前向きなイメージがなかった私に

教えてあげたい。教えてあげましょう。

 

ミセスのライブ、想像を遥かに超えるものだよ、と。

 

何より一番に感じた【画面越し】との圧倒的な違いは

大森元貴が、『わたし』達に向けて、全身全霊で歌ってくれているという、この上ない感動です。

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リスナーに向けての愛、向き合い、感謝、ひとつの大きなエネルギーになって、胸の真ん中に大変ベビーに響いてきました。あやうく気絶するところでした。

 

もちろん歌は誰かに届けるためにリリースしているものだけど、曲の聴こえ方が、体への染み込み方が、全く違う。

 

そして、これも画面越しには感じ取れなかった、元貴くんの凄まじいエネルギー。

彼から発せられるものが、とてつもないのです。狂気的とも言えるほど。

ああ、もうこの人はおかしいんだな、おかしくなっちゃってるんだな。もちろん最上級の褒め言葉です。

 

それを昇華させて、こんなにも笑顔になれたり、何万人とジャンプできたり、心震え上がったり、腰を抜かすほど色気たっぷりだったり。形になってる。

 

この才能をどう飼い慣らしているのだろう。

少なくとも、一人で部屋で歌ってるだけじゃむり。大きな場所で放たないとこの人は自分を保てない、生きられないんだろうな。

昇華させて、薄めて、シェアしないと…。

大森元貴の抱えるエネルギー、DNAが、魂レベルが……まあそんなものは私には見えないのだけど、あまりにも濃すぎるように感じたのです。

 

 

ライブの内容で言うと、私のちいさな脳みそに唯一映像として焼き付いているのLoneliness。

 

二番サビ前でのアレンジは度肝を抜かれるもので、歓声というより悲鳴が上がってた。

動き方もね、なんかとんでもなかった。見たことない動きしてた。

官能的であり、非常に男らしく力強い。すごくドキドキした。

 

元貴はほとんどステージのセンターから動かなかった。

私はあっという間にコーク界(?)に逝ってしまい、踊り狂うように飛び跳ねたりクラップしてたけど、途中ふと我に帰って目を凝らすと、そこにはクリアに大森元貴

 

個人的にどタイプな黒髪かきあげスタイル。

遠いからちょっとミニチュアサイズだけど、確実にそこに立体的なモトキ。

信じられない位にかっこいい。痺れる。指のライトリングがお揃いだよ。嬉しい。

 

曲の間、みんな「もっく〜ん!」と声援を送っている。迷うけれど、今日だけはアメリカンにいこう。コークだし。

そんな決意を胸に、「元貴〜〜〜!」と愛を叫びます。想像以上の声量に自分がびっくり。

 

開演前本人が『来られる方の沢山大きな声を聞かたいなぁ』とポストしていたので、それはもう愛と勇気を振り絞りました、唯一の友達です。

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(iPhone11の限界)

 

ラスト1曲前のMC。

「Magicを歌って最後の曲にしようと思います」と放つ彼に、「やだー」「まだ来たばっかじゃーん!!!」と最前列付近のファン。

「来たばっかって、もう5曲も歌ったよ?」

会場は笑いに包まれます。

1万人もいるなかで、普通に何人かのファンと会話をする。たまりません。ずるいよ。大好きです。

 

最後に歌唱した『Magic』は撮影OKで、写真は全てこの時のものです。

 

1万人の「Hey!」の掛け声で、自分の声がかき消される感じとか、「いいよ〜♪」のフレーズでと一緒にふわっとジャンプする浮遊感、ライブの楽しさもすごく感じた。

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40分も歌っていた事実が信じられない。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去るものですが、リアルに体感時間は5分でした。

ここまで早いことは26年生きていて初めてだった。時間の概念って、あるようでないんだなと痛感いたしました。

 

お隣の席のJAM'Sの方とも、待ち時間に沢山お話しできて楽しかったです。

人見知りなのに、人見知り発令せずに。ライブ前からアドレナリン全開でした。出る側の勢いでした。

 

今日は、ちょっとどころじゃない

"ご褒美を"な一日でした。

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Coke STUDIO SUPERPOP JAPAN 2023。

とびきりの体験をありがとうございました。

 

来年もまたここで、会えますように。

 

 

どんな音であれ、どんな姿形であれ、見ていたい人。

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初めまして。

大森さんの魅力に心奪われた、新参者JAM'Sです。

大森さんの1つ下、97年生まれ、 自然豊かな地方で愛犬とゆるやかに暮らしています。

 

過去、人並みにアイドルに想いを寄せたことはありますが、 これほどまでに心揺さぶられ、 どのライブにも足を運びたいと夢中になったのは初めてのこと。

 

出逢いはそう、 テレビ放送の2022年年末、CDTV年越しライブにありました。

 

どピンクのスーツに、 目の下にラインストーンを付けたピエロみたいな人達。

ミセス。青と夏が若者に人気のバンド。

あれ、前はもっと素朴な感じではなかっただろうか。

大森さんの敢えての策略にしっかりとはまり、大きなビジュアルの変化に画面に目を向けます。ラ、ララララ♪ どころではないイメチェンです。

 

中学時代、不登校のまま通信制高校を選んだ私にとって、 ミセスの放つ青春はあまりにも眩しかった。『きっと交わることのない音楽』と、 頑なにかけた色眼鏡。

 

そんな中聴いた、ダンスホールは、なんとなく曲調が好きだな、 から、録画した歌唱を繰り返し観ていました。

そして初めて、歌詞が“言葉の意味をもって”耳に、心に入ってきた瞬間、

大森さんの歌う痛み、それらを包み、深く愛そうとしている繊細さに気づき、頭を土管で殴られたような衝撃を受けました。

 

楽曲の冒頭、目が覚めるようなクリアな大森さんの声から始まる

[いつだって大丈夫]

この一言で、本当に『大丈夫』と思える不思議な力。

 

この感覚はきっと、アラジンの「僕を信じて」に近い。

信じられないよ、と思うのと同時に、この人ならきっと大丈夫、信じたいと惹かれる何か。

きっとそれは、尋常でない繊細な肌で感じ取って、抱えて、孤独と手を取り、昇華させた大森さんが放つ言葉だったからなのだと今では思います。

 

ラストを飾る、

[結局は大丈夫]

そう。結局は大丈夫なんだ。

 

あれもこれも上手くいかないように思えても、 結局は上手くいかないことを含めて上手くいっているのだと思うのです。

全てのことに意味があるとそう感じる今までの人生を、 丸ごと包み込んで歌ってくれるような詩。

 

どうして気付かなかったんだろう。

深い歌詞。心躍るリズム。伸びやかでガラス細工のように繊細であり、大地に根を張るような芯のある歌唱力。

こんなに心揺さぶられる歌声を、私は他に知らない。

 

そうこうしているうちに、私は気づいたのです。

 

ワンフレーズごとの歌詞を豊かに表す表情、視線や動き。

あれ。 どうしよう。この人信じられない位にかっこいい。

纏ったオーラ、上品さと男らしさ。

これほどまでにど、どど、 どタイプの人がいるだろうか。声が。くしゃっと笑う顔が。指先が。背格好が。

 

音楽だけではなく、どのメディアやジャンルだとしても、 たとえそれが彼のほんの一部だとしても。どんな彼も見ていたい。

"全部を目に、心に、焼き付けていたい" と強烈に願わずにいられないのです。

 

理屈じゃなく、惹かれてしかたない。

遺伝子レベルで私の内側が騒いでいる。

大森元貴なんだよと。ようやく出逢えたね、これでもう安心だね、と。

 

朝目覚めるのが待ち遠しくなるくらいときめいたり、

ここぞと言う時に力をもらったり。

日々を歩む中で、大森さんの感性に触れられることが、ただただ、幸せです。

 

 

FCに入会したものの、ミセスの歴史はまだまだ勉強不足で、日々彼らの歩んできた道のりを1つずつ遡って、噛み締めて、 愛おしんでいる最中でございます。

 

大森さんのことを、まだほとんど知らない新鮮で素直なまま、 今感じられることを綴って残したい。 そう思ってブログを作りました。

古参の方は、どうか温かな目で見守って下さるとありがたいです。

 

誰も見ていない場所で、気まぐれに、こころのままに。

ゆる〜く綴れる場所にできたらいいなと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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yuMikan.

 

#大森元貴

#MrsGREEN APPLE